今更ですが、第7回ジーンズソムリエ資格認定試験に合格しました!
どうも、toominorです。
見出しに書いてある通り、本当に今更ですが。
ジーンズソムリエ資格認定試験に合格しました!


第7回ジーンズソムリエ資格認定試験は2019年9月5日に行われたので、かれこれもう1年位前の話なわけですが・・・
試験の結果も、10月半ばには届いていたわけですが・・・
合格証も11月には届いていたのですが・・・
やってしまいました。
これが約1年ぶりの更新となります。
筆不精とはこういうことです。
怖い怖い。
ジーンズソムリエとなったものの・・・
正直なところ、私はアパレル業界から離れて久しいので、せっかく取得したこの資格を活用する場面というのが、非常に限られていると感じています。
こうしてブログなどを通じて、何か自分にできることはないものか・・・などと考えてみましたが、行動力もなく、ましてや大変な筆不精である私ができることと言えば、のんびりと自分の想いを語ることぐらいしかない訳です。
ところで、私はよく友人や知人からジーンズについて質問されます。
中でも多いのが、
「どこのジーンズが良いの?」
「ジーンズって、洗わない方が良いんでしょ?」
この二つの質問がとにかく多い。
そのたびに小一時間使って説明するのは非常に面倒なので、結局キチンと答えられないまま、ということが多々あります。
そこでまずは、この二つの質問に対して、”ジーンズソムリエとなった”この私の考えを書いてみようかと思います。
考え方は人それぞれだと思いますが、ご参考になれば幸いです。
Q1:どのブランドのジーンズが良いの?
まず初めにはっきりと言わせていただきますが、こんな質問の仕方はナンセンスです。
だって、その人がどんなジーンズに価値観を見出しているか、何を以て良しとするのかが全く明らかにされていない状態で、私に何を言えと言うのでしょう。
この質問をされた時の私の本音はこんな感じです。
くそ真面目に考えずに、適当なブランドを挙げて流してしまえば済む話でもあるのですが、しかしそこはこだわりを持つ者としてちゃんとした情報を提供したいがために、面倒くさい質問として捉えてしまうのです。
ジーンズの「良さ」を決める要素は多岐に渡ります。
デニム地の色合い、染めの濃さ、生地の質感、どんな色落ちになるか、パーツ類の特徴、全体的なデザインやシルエット、どんなファッションに合わせたいか、履き心地や肌触りは良いか、等々。
なので、「こういうジーンズが欲しいんだけど、おすすめは?」と質問するのが正解です。
例えば、細身でシルエットがきれいなストレッチデニムのジーンズのお勧めは?と聞かれれば、NUDIE JEANSとか良いんじゃない?と返せます。
作りに拘っていてヴィンテージ感もあるけど日本のレプリカメーカーはちょっと・・・みたいな人にはRRLとかTELLASON、DENHAMあたりはどう?なんてアドバイスもできそうです。
私はいわゆるヴィンテージレプリカやジャパンクラフトジーンズといった類のジーンズが好きなので、そういうメーカーのジーンズが欲しいんだけど・・・という話になると、一段と熱が入ってさらに細かく長い話になりそうですが、そんな話をしている時は本当に楽しくて、いくら考えても考え足りないような気になってしまいます。
ちなみに、私はSUGAR CANEというブランドの初期のジーンズが好きです。
縫製や生地の質、色落ちの仕方や色合い、シルエット、パーツ類のこだわりと価格のバランスの良さなど、私にとっては非常に満足度の高いジーンズです。
皆さんにとって理想のジーンズとはどんなジーンズですか?
Q2:ジーンズって、洗わない方が良いの?
この話で有名なのが、木村拓哉さんが雑誌のインタビューか何かで
「僕はジーンズは洗いません」
こう語った、というエピソードです。
1990年代のヴィンテージジーンズブームの頃は、カリスマであるキムタクの言うことは嘘でも本当でも、とにかく絶対だという雰囲気がありました。
しかしその後、多くの専門的な方々が「ジーンズは洗った方が良い」と言っているにも関わらず、その話がクローズアップされることがないまま今日に至っているのが現状です。
では、改めて「ジーンズは洗わない方が良い」というのは本当なのでしょうか?
私の見解ですと、「一部の人にとっては本当だけど、基本的には洗った方が良い」ということになります。
ここで言う「一部の人」とは、
「メリハリのある、濃淡がハッキリした色落ちにしたい人」=「激落ち派」の人
です。
こういう色落ちを目指す人にとって、色濃く残したいインディゴが洗濯によって薄れてしまうのは一番避けたい事なので、極力洗濯をしない、下手をすると2年も3年も洗わないで穿き続ける、という普通にファッションとしてジーンズを穿きたい人にとってはちょっと信じがたい行為に走るわけですが、当人たちにとってもある意味苦行であることは間違いないはずです。
色落ちする部分は限りなく白に近く色落ちし、色落ちしない部分はできる限り元の濃色インディゴブルーをキープしなければならず、その色落ちを実現するためには想像以上の「穿き込み時間」を経験する必要があるのです。
私も挑戦したことがありますが、途中で根負けしてしまい、「激落ち」を実現された方々のその努力たるや、もはや尊敬に値すると感じた程です。

こちらは私が糊付きリジッドのまま半年間、ほぼ毎日穿き込んだSUGAR CANEのM41119というジーンズです。我慢できずに洗濯したら、縮んで小さくなってしまい永久に穿けなくなってしまいました。濃淡の付き方がイマイチの状態ですが、これでも頑張った方です。
しかしながら、洗わずに穿き続けることのデメリットとして、以下のような事が挙げられます。
・単純に汚れる、汚れが染み付いてしまい黄ばんだりする
・匂いが染み付いてしまう
・細菌などが繁殖し、皮膚の疾患や体調を崩す原因となる
・皮脂や汗などの汚れが綿繊維を弱くしてしまい、生地が破れやすくなる
・パッカリングと呼ばれる、ジーンズ独特の色落ち感が弱くなる
・シルエットが崩れて元に戻らなくなってしまう
等々。
こうして列挙してみると、ヤバイですね。
今すぐにでもジーンズを洗いたくなってしまいます。
とは言っても、先ほどお話しした「激落ち派」の人たちにとっては、どれだけしっかりと濃淡がつけられるか=色々なデメリットを我慢して穿き続けることができるかが生命線でもあり、その苦行に耐え抜いた方々の多くが、自身の目指す素晴らしい色落ちを手に入れることができているのもまた事実でしょう。
そこで、そういった方々の多くが、ファブリーズなどの除菌消臭スプレーを定期的に噴霧したり、裏返して天日干しするなどの対策を取り、できるだけ清潔感を保てるように努力されているようです。
これらの行為は、洗濯をせずに穿き続けながらできる対策としては最善のものと思えます。
できるならば数日に一度くらいは裏返して天日干しすると、日光で殺菌もでき、消臭効果も期待できるのでお勧めです。
ジーンズの色落ちについてのあれこれはまた別の機会にお話ししたいと思いますが、上記のような「根性穿き」をせずに、気の向くままに洗濯して清潔に穿きたいという人も多いでしょう。
実は、洗濯など何も気を遣わずに普通に穿いているだけでもヴィンテージと見紛うほどの素晴らしい色落ちをするジーンズも確実に存在します。
定期的に、割と短いスパンで洗濯をすることで、確かにインディゴは薄くなってしまうかもしれませんが、デニムを構成している綿の繊維が引き締まって強くなったり、膝が出て崩れてしまったシルエットが元に戻ったり、もちろん劣化の原因となる皮脂汚れを含む汚れを落とすことで長持ちにつながったり、メリットの方が多く感じられませんか?
ということで、先述したような「濃淡の強い、メリハリのある激落ち」な色合いを求める方以外は、こまめに洗濯されることをお勧めします。

上の写真は、以前にも掲載したのですが、普通に汚れたら洗濯して約5年間穿いていたSUGAR CANEのM41001というジーンズです。
毎日穿いていた訳ではありませんが、それなりに着用日数も多く、洗濯も10回以上はしていると思いますが、ヒゲや耳のアタリ、パッカリングなど、「激落ち」ではないものの、ヴィンテージの古着に近い雰囲気が出ていると思いませんか?
ちなみに私が洗濯する時は、裏返しにして市販の洗剤(蛍光剤の入っていないもの)を規定量入れ、あとは洗濯機のおまかせコースで洗います。
漂白剤に関しては、白い部分がきれいに白く色抜けするので、個人的には入っていてもあまり気にしていませんが、蛍光剤(蛍光増白剤)は生地の表面に残留するので使わないようにしています。
現在はデニム専用の洗剤も多く販売されており、また個人の好みで粉せっけんやある特定の銘柄をこだわって使っている方も多いと聞きます。
あまり汚れがつかないような穿き方をしている場合であれば、洗剤を入れずに水洗いだけでもある程度汚れは落ちるので、インディゴを濃いめに残したい、という方は毎回洗剤を使わなくても良いんじゃないかと個人的には思います。
今回のまとめ
いかがでしたか?一年越しのご報告から始まり、かなり強引な展開だったような気がしないでもないですが、せっかく取得したジーンズソムリエの資格を活かすということを考えたときにまずできることは、こういった疑問や質問に自分の経験や知識を以て正しいジーンズとの付き合い方を考えてもらうことかな、と思います。
今後も、当ブログでは私が長らく伝えたいと思っていたことなどを中心に、私にとって、また皆さんにとって「本当に良いジーンズとは何か?」を語っていきたいと思います。
以上、toominorでした!

コメント